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成長し続けるDynamics 365 Business Central|富士フイルムPBC株式会社

作成者: 富士フイルムPBC株式会社|Nov 4, 2026, 11:00:02 PM

Microsoft Dynamics 365 Business Central(以下、D365 BC)は、毎年リリースアップが実施され、新機能の追加や既存機能の改善が継続的に行われています。
本記事では、2026年の4月から7月までに行われたリリースアップの中から、主な機能追加や改善点をご紹介します。また、D365 BCとCopilotによるAI活用を解説する無料オンラインセミナー(2026年11月19日(木)開催)についてもご案内します。

品質管理機能の新規追加

これまで、D365 BCには標準機能としての品質管理機能がありませんでしたが、2026年4月のリリースアップで新機能として追加されました。この機能により、以下のことが可能になりました。

  • 品質検査指示データの作成
    手動または自動での生成が可能です。
  • 品質検査は、以下の業務の結果を対象に行うことができます。
    仕入、売上返品、倉庫入庫、倉庫移動、在庫移動、製造、アセンブリー(組立)
  • 品質検査実績を登録し、分析証明書、不合格レポート、検査レポートを出力できます。
  • 不合格の場合、在庫移動などの業務処理を行うことができます。

品質検査指示データの作成

品質検査指示データの作成は、テンプレートと生成ルールを設定することで実現されます。
発注仕入におけるパッケージ・サイズについての品質検査の例で説明します。
※本記事の画面例に登場する企業名、品目名、数値などは、説明用に作成した架空のものです。

1.    テンプレートの登録

「品質検査テンプレート」画面で登録します。
「一般タブ」にコード、サンプル情報元(固定数量/数量に対する割合)、サンプル数量/サンプル%を、ライン部に、テストコード(検査項目)、許容値、Pass条件(合格基準)を設定します。

2.    品質検査生成ルールの設定

「品質検査テンプレート」画面で、「品質検査生成ルール」を選択します。

「品質検査生成ルール」ページが開くので、「目的」(今回は仕入)を選択入力した後、「受入を作成」を選択します。

ウィザードにより設定がアシストされます(一連の画面は省略しますが、まず入荷ルールのタイプを選択し、次に場所(倉庫)、検査対象の品目の順に選択します)。アシストに従って操作を進めると、「品質検査生成ルール」画面に戻り、ライン(明細)が作成されます。

これで、品質検査指示データを生成するための準備は完了です。

3.    品質検査指示データの生成

上記の品質検査生成ルールが当てはまる発注データを登録し確定(リリース)すると、品質検査指示データが自動生成され、そのことは画面上部に通知されます。

生成された品質検査指示データは、「品質検査」画面で確認できます。以下の通りです。ライン部に、検査項目と合格基準が設定されます。

品質検査の実績登録

「品質検査」画面のライン部の「テスト値」に検査結果を入力します。

次に、ヘッダー部の合格数量、不合格数量を登録します。

品質検査実績の登録が完了したら「ホーム」タブの「完了」を選択して品質検査を完了します。

製造外注機能の改善

製造工程の一部を外注するための機能は従来から提供されていましたが、2026年7月に次の機能改善がリリースされました。

  • 製造外注の発注データ作成の効率化
    従来は、製造オーダー登録後、外注ワークシートという機能を用いて、製造外注の発注データを生成していましたが、製造オーダーからダイレクトに製造外注のデータを生成できるようになりました。
  • 支給部品の在庫移動の生成
    製造外注先への支給部品について、外注製造の発注データから外注先への在庫移動の指示データを生成できるようになりました。
  • 製造外注加工費単価の設定
    外注製造の加工費(製造費)の単価をマスタとして設定できるようになりました。

これらの改善で使いやすさが大幅に向上しました。

製造外注の発注データ作成の効率化

製造外注の工程のある製造オーダー(指示済製造オーダー)から直接、製造外注の発注データを生成することができるようになりました。指示済製造オーダーのライン部の「ライン」の「工順」を選択します。

「製造オーダー工順」画面が開くので、外注加工のラインを選択して、「アクション」タブの「機能」の「外注注文作成」を選択します。

「仕入ライン」画面が開きます。「文書表示」を選択します。

「発注」画面が開き、生成された製造外注の発注データが表示されます。これが生成された発注データです。

支給部品の在庫移動の生成

生成された「発注」画面で、「アクション」タブの「機能」の「外注」の「外注移動指示の作成」を選択します。

「移送指示」画面が開き、生成された自社倉庫から製造外注先の倉庫への部品の移送指示が表示されます。

製造外注加工費単価の設定

「外注単価」画面が新規に追加されました。この画面で、ワークセンター、仕入先、品目ごとの直接単位原価(購入単価)と最小金額(数量×単位原価がこの値未満の場合、この金額とする)を期間(開始日と終了日)、数量別に設定できます。

今回ご紹介したように、D365 BCでは、利便性の向上や業務効率化につながる機能追加・改善が継続的に行われています。ERPの導入や見直しをご検討の際は、使いやすさとコストパフォーマンスを兼ね備えたD365 BCも、選択肢の一つとしてお考えください。

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D365 BCは、品質管理や製造外注などの業務機能に加え、CopilotをはじめとするAI機能との連携によって、さらに活用の幅が広がっています。
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