お役立ち情報|富士フイルムPBC株式会社

Microsoft Copilotが変える業務の進め方とは?Dynamics 365活用で見直すべき3つの視点|富士フイルムPBC株式会社

作成者: 富士フイルムPBC株式会社|Jul 13, 2026 11:00:01 PM

生成AIの活用が広がる中で、企業の関心は「AIで何ができるか」から、「AIをどう業務に定着させるか」へ移りつつあります。特に最近は、Microsoft 365 Copilot(以下、Copilot)のように、日常業務の中で使うAIをどう位置付けるかに注目が集まっています。
一方で、現場では「Copilotを導入しても、すぐに業務が変わるわけではない」という声も少なくありません。文章の要約やたたき台作成には役立っても、営業、カスタマーサービス、管理、ITなどの実務に組み込めず、活用が限定的になるケースがあります。
私たち富士フイルムPBCは、その背景にはAIの性能だけでなく、業務データや業務プロセスをどう整えるかという課題があると考えています。本記事では、Copilotを業務に定着させるために必要な業務基盤の考え方と、 Microsoft Dynamics 365(以下、 Dynamics 365)を含む業務アプリケーション活用の視点を整理します。

Copilotを業務に定着させるために必要な業務基盤とは

Copilotを業務に定着させるには、AIが参照できる業務データと、そのデータを活用する業務プロセスが整っていることが重要です。これまで多くの現場では、CRM、メール、会議メモ、表計算ソフトなどを行き来しながら情報を確認し、次のアクションを考えてきました。情報が分散していると確認や整理に時間がかかり、判断や顧客対応に十分な時間を割けないこともあります。
Copilotが実務で力を発揮するには、参照できる情報が業務の流れに沿って整理されている必要があります。その土台となる業務基盤の一つが、Dynamics 365です。
Dynamics 365は、営業活動、顧客対応、案件管理、受注・在庫・会計などの業務データを支える基盤です。Copilotがこうしたデータとつながることで、優先案件の整理、問い合わせ対応の確認、顧客とのやり取りを踏まえた次の打ち手の検討などを、実際の業務に沿って進めやすくなります。
つまり、Copilot時代の価値は検索の効率化だけではありません。Dynamics 365に蓄積された業務データをもとに、情報確認、整理、判断、実行までの仕事の流れを見直せる点にあります。

なぜCopilotを入れても現場が大きく変わらないのか

一方で、業務基盤が整っていない場合、Copilotの効果を感じにくくなります。多くの企業では、販売、在庫、会計、顧客対応、品質、保守、調達などの情報が、部門ごと・システムごとに分かれて管理されているケースが少なくありません。
この状態では、Copilotを導入しても、現場では次のような問題が起こりやすくなります。
•    必要なデータが複数システムに分かれている
•    どの情報が最新か判断しづらい
•    部門によって見ている情報が異なる
•    参照権限が整理されておらず、必要な情報にアクセスしにくい
•    AIが出した内容を毎回人が確認し直す必要がある

その結果、Copilotが「便利な要約ツール」にとどまり、日常業務を変えるまでには至らないことがあります。現場で機能させるには、Dynamics 365を含む業務アプリ上で、参照すべきデータを業務の目的や流れに沿って使える状態にしておくことが欠かせません。

Copilot活用に向けて見直したい3つの視点

CopilotとDynamics 365の活用を現場に定着させるには、次の3つの視点が重要です。

1. どの業務で「探す・まとめる・確認する」が多いかを見極める
営業案件管理、問い合わせ対応、見積確認、会議後のアクション整理、月次報告などは、CopilotとDynamics 365の組み合わせと相性のよい領域です。まずは、情報整理や判断支援の効果が見えやすい業務から始めることが現実的です。

2. Dynamics 365を含む業務基盤で活用するデータの品質・所在・権限を整理する
情報が古い、重複している、更新ルールが曖昧、必要なデータにアクセスできないといった状態では、現場は安心して使えません。導入前に、データの所在、品質、更新ルール、権限を確認し、Dynamics 365を含めてどの情報をどの業務で使うのかを整理することが重要です。

3. 現場にとって自然な導入ステップを設計する
最初から大きく業務フローを変えるのではなく、まずは要約、検索、優先順位付け、レポート作成補助といった受け入れられやすい領域から始めることが現実的です。業務部門とIT部門が一体となって、どこまでをCopilotに任せ、どこをDynamics 365上の業務プロセスで支えるのかを整理しながら進めることが、定着への近道になります。
 

まとめ

Copilot時代に問われるのは、AIを導入すること自体ではなく、業務データと業務プロセスのつながりを見直すことです。Copilotを単体のツールとしてではなく、Dynamics 365をはじめとする業務基盤と組み合わせ、どの業務から定着させるかを考えることが重要です。
Copilot活用の方向性やDynamics 365を含めた進め方を整理したい方は、まずは現状の業務課題とデータ活用状況の可視化から始めてみてはいかがでしょうか。

富士フイルムPBCの導入支援

富士フイルムPBC株式会社は、国内トップクラスのDynamics 365導入支援体制を有し、30ヶ国以上・500拠点を超えるグローバルな導入実績があります。豊富な知見と経験を活かし、大企業から中堅・中小企業まで、スピーディなERP導入をご支援いたします。さらに、Copilotの活用を見据えた業務プロセスの見直しや、データを活かした業務改善まで、ERP導入後の定着・活用を含めてご支援します。ぜひお気軽にお問い合わせください。
■Dynamics 365 Finance, Dynamics 365 Supply Chain Management(大企業向けERP)はこちら
■ Dynamics 365 Business Central(中小企業向けERP こちら
■ Dynamics 365関連資料ダウンロードはこちら
■ Dynamics 365関連お問い合わせはこちら 

出典・注記
・本記事は、Microsoft Dynamics 365 Blog掲載のA new way of working is taking shape: Frontier Transformation - Microsoft Dynamics 365 Blog を参考に、富士フイルムPBCの視点で再構成したものです。
・各機能の利用可否や提供時期は、製品やライセンス、設定、リージョン、言語などにより異なります。詳細はMicrosoft社のサイトをご確認いただくか、または上記の担当窓口までお問い合わせください。