製造現場の安全管理をどう強化する? IoT見守りサービス「SAFEMO」活用事例

 Jul 7, 2026 8:00:01 AM  富士フイルムPBC株式会社

製造現場では、作業者の安全をどう守るかが重要な課題です。
一方で、24時間稼働の工場、広大な敷地を持つ事業所、屋外・高温環境での作業では、管理者がすべての作業者の状態を常に目視で確認することは容易ではありません。特に夜間や少人数体制の時間帯では、異常の発見が遅れないよう、継続しやすい安全管理の仕組みが求められます。
従来は、一定時間ごとに連絡を取る、管理者が巡回する、といった方法で作業者の状態を確認するケースが多くありました。しかし、この方法では以下のような課題があります。
・確認と確認の間に異常が起きた場合、気づくまでに時間が空く
・確認作業が管理者の負担になる
・生産管理や現場改善に使える時間が圧迫される

こうした課題への対応策の一つが、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)とウェアラブルデバイスを活用した見守りです。富士フイルムPBCが提供する「SAFEMO安全見守りクラウドサービス」(以下、SAFEMO)は、自社開発IoTプラットフォームを用いた安全見守りサービスです。スマートウォッチ型ウェアラブルデバイスから取得したデータをリアルタイムにモニタリングし、体調管理や安全対策に活用できます。

定期確認に加え、異常時の早期対応を支援

SAFEMOでは、作業者が身に着けたウェアラブルデバイスから、脈拍数、活動状態、居場所などのデータを取得し、管理者が離れた場所から作業現場の状況を確認できます。あらかじめ設定したしきい値を超えた場合や、転倒・転落・停滞などの異常を検知した場合には、管理者へアラートを通知します。また、スマートウォッチ画面に作業者本人向けの警告メッセージを表示できるため、作業者自身も変化に気づきやすくなります。
これにより、従来の安全管理に加えて、「異常を検知したときに速やかに確認する」運用を取り入れやすくなります。もちろん、IoTは人の判断を完全に置き換えるものではありません。しかし、管理者の注意力や巡回だけに依存していた部分をデータと通知で補完することで、見落としの抑制や業務負担の軽減につなげやすくなります。

大手製造業の製造現場における 活用事例

大手製造業(事務用機械器具製造) の事業所では、製造現場の安全管理をより強化するため、SAFEMOを導入しました。同事業所では、広い敷地内での作業や夜間を含む運用の中で、作業者の状態をより早く把握できる仕組みづくりが課題となっていました。SAFEMO導入後は、スマートウォッチから取得したデータをもとに、作業者の状態を管理画面で確認できるようになりました。異常を検知した場合には通知が届くため、管理者は必要なタイミングで状況確認や声かけを行いやすくなります。これにより、従来の定期的な連絡に代わる仕組みとして、スマートウォッチから取得したデータを活用した見守りが可能になりました。異常を検知した際には管理者へ通知されるため、必要なタイミングで状況確認や声かけを行いやすくなり、安全管理の強化と確認業務の負担軽減につながっています。
詳しくは、導入事例資料をダウンロードしてご確認ください。

熱中症対策や位置情報の把握にも活用

SAFEMOは、転倒・転落・停滞などの安全管理だけでなく、熱中症対策にも活用できます。脈拍数や暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)などのデータをもとに、熱中症リスクが高い状態を把握し、管理者へのアラート通知や作業者本人への警告メッセージによって、早めの確認・対応を支援します。特に、屋外作業や高温環境での作業がある現場では、個人の感覚に依存しすぎない仕組みづくりが重要です。
また、屋外ではGPS、屋内ではビーコンを活用して作業者の居場所を可視化できます。異常発生時に作業者の居場所を把握しやすくなるほか、屋外作業や高温環境での作業状況を確認する際にも役立ちます。安全対策を起点に、現場の状況をデータで把握することで、継続的な改善につなげやすくなります。

現場に合った運用を選べることが重要

安全管理の仕組みは、導入して終わりではありません。現場で無理なく使い続けられることが重要です。
SAFEMOでは、アクセスポイント用のBluetoothゲートウェイを作業現場に設置する構成や、4G通信スマートウォッチを配布する構成を選択できます。いずれもスマートウォッチを活用するため、スマートフォンを持ち歩きにくい現場でも導入を検討しやすい点が特長です。
自社の現場に合った設定を検証しながら、無理なく続けられる安全管理の仕組みをつくることが、IoT活用のポイントです。

まとめ:人の目とデータで、現場の安全管理を支援

製造現場の安全管理では、管理者の経験や巡回、作業者本人の申告が重要であることに変わりはありません。しかし、広い敷地、夜間作業、高温環境など、目視や定期確認だけでは把握しきれない場面もあります。SAFEMOのようなIoT見守りサービスを活用することで、人の目による確認に加えて、データとアラートによる補完が可能になります。

富士フイルムPBC株式会社が提供する「SAFEMO安全見守りクラウドサービス」では、ウェアラブルデバイスから取得した脈拍数・活動状態・居場所などのデータをリアルタイムにモニタリングし、体調管理や安全対策を支援します。
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